8月4日、松田直樹選手逝去。
2日の夜、倒れたというニュース。
病名‥急性心筋梗塞。
私の父は、心筋梗塞で何度か入院している。
「これがぎゅっと来たら終わりだった」
16年前に救急搬送されたとき、病院でそう言われたそうだ。
父は、以来たびたび検査しているので、発見したらすぐ治療できている。
マツは「ぎゅっと」来てしまったのだ、そう思った。
容態がどんな状況か想像できた。
でも、助かって欲しかった。
回復を祈る声は、これだけ集まればマツに聞こえるんじゃないかと思った。
老若男女に愛された選手だった。
私は、マリノスのファンでもないし、山雅のファンでもない。
だけど、歴代で一番好きな代表チーム、シドニー五輪のメンバーだった。
2002年日韓W杯も。大事な「フラット3」の一員。
観戦に行っても、全盛期のマツは
180センチ超の恵まれた体格もあって、ピッチ上で充分な存在感だった。
やんちゃな笑顔にのぞく八重歯は、女性ファンを増やした。
34歳で、まさか。
4日昼過ぎ、逝去のネット記事を見る。
私は、思わず社外の風に当たったほどショックだった。
他チームを見に行く私でさえ、そのくらい。
マリサポは、山雅のサポーターは、
何より一緒にボールを蹴ってきた仲間たちは・・・
今回、喪主となってしまったマツのお母さんは
ご主人に先立たれ、最愛の息子にまで見送ることになってしまった。
悲しみは、計り知れない。
親族・知り合いなど、日常関わりがあったひと以外の死で
「ご冥福をお祈りします」という言葉が、飲み込めない事態は
はじめてのことだった。
それで私は、横浜に献花に行くことにした。
マリノスタウン近くの花屋は、
事情がわかっているので、みな好意的。
「みなさん、1500円~2000円くらいです。
入れたいお色はありますか?ラッピングにご希望は?」
20分待ちで、献花用に作ってもらった。
マリノスタウンは、もちろん初めて行った。
背番号3のユニフォームを着たひとがたくさんいた。
貼られた写真のすべてが、松田直樹だった。
出てくるひとの多くが、目を腫らしていた。
献花台まで、一時間並んだ。
直前まで、なるべく違う話をした。
後ろに並ぶ若い女の子の二人組は、ずっと泣いていた。
ようやく献花台の前に番がまわってきた。
ありがとう。お疲れさま。
それで精一杯だった。
マリノスタウンの芝生を眺めて、心を落ち着かせてから帰った。
退場王で、上がったら上がりっぱで、
暴言を集音マイクに拾われて、サッカーが大好きだったマツ。
少し休んだら、またあちらでもサッカーしてください。
2日の夜、倒れたというニュース。
病名‥急性心筋梗塞。
私の父は、心筋梗塞で何度か入院している。
「これがぎゅっと来たら終わりだった」
16年前に救急搬送されたとき、病院でそう言われたそうだ。
父は、以来たびたび検査しているので、発見したらすぐ治療できている。
マツは「ぎゅっと」来てしまったのだ、そう思った。
容態がどんな状況か想像できた。
でも、助かって欲しかった。
回復を祈る声は、これだけ集まればマツに聞こえるんじゃないかと思った。
老若男女に愛された選手だった。
私は、マリノスのファンでもないし、山雅のファンでもない。
だけど、歴代で一番好きな代表チーム、シドニー五輪のメンバーだった。
2002年日韓W杯も。大事な「フラット3」の一員。
観戦に行っても、全盛期のマツは
180センチ超の恵まれた体格もあって、ピッチ上で充分な存在感だった。
やんちゃな笑顔にのぞく八重歯は、女性ファンを増やした。
34歳で、まさか。
4日昼過ぎ、逝去のネット記事を見る。
私は、思わず社外の風に当たったほどショックだった。
他チームを見に行く私でさえ、そのくらい。
マリサポは、山雅のサポーターは、
何より一緒にボールを蹴ってきた仲間たちは・・・
今回、喪主となってしまったマツのお母さんは
ご主人に先立たれ、最愛の息子にまで見送ることになってしまった。
悲しみは、計り知れない。
親族・知り合いなど、日常関わりがあったひと以外の死で
「ご冥福をお祈りします」という言葉が、飲み込めない事態は
はじめてのことだった。
それで私は、横浜に献花に行くことにした。
マリノスタウン近くの花屋は、
事情がわかっているので、みな好意的。
「みなさん、1500円~2000円くらいです。
入れたいお色はありますか?ラッピングにご希望は?」
20分待ちで、献花用に作ってもらった。
マリノスタウンは、もちろん初めて行った。
背番号3のユニフォームを着たひとがたくさんいた。
貼られた写真のすべてが、松田直樹だった。
出てくるひとの多くが、目を腫らしていた。
献花台まで、一時間並んだ。
直前まで、なるべく違う話をした。
後ろに並ぶ若い女の子の二人組は、ずっと泣いていた。
ようやく献花台の前に番がまわってきた。
ありがとう。お疲れさま。
それで精一杯だった。
マリノスタウンの芝生を眺めて、心を落ち着かせてから帰った。
退場王で、上がったら上がりっぱで、
暴言を集音マイクに拾われて、サッカーが大好きだったマツ。
少し休んだら、またあちらでもサッカーしてください。
コメント
大震災で大変な日々だったようですが、無事でほんと何よりです。
松田直樹、天国へ。
ファンでも何でもないですが、ショックでした。
会社の先輩が37歳で急死された時と、同じくらいに。
全力で駆け抜けた人生だとは思うけど…。
やっぱり、若くして旅立つのは、悲しすぎます。
悔いなきように日々過ごしたいものですね。
松田、天国でも無謀な上がりしてるのかなあ。
お久しぶりです!コメントありがとうございます!
わたしも、特別にファンだったわけではないですが
やはり若すぎる旅立ちは堪えました。
37歳の先輩の別れもきついですね…
やり残したことがあったんじゃないか、
松田も、どこかで何かが違っていたら
今もボールを蹴れていたんじゃないかと思ってしまいます。
震災から5ヶ月ですね。